ナイトライド・ニュース

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ECOシリーズとして開発したのは、波長375ナノメートル(1ナノは10億分の1)の「NS375L-4SFH」=写真=と波長400ナノメートルの「NS400L-4SFH」。
NS375L-4SFHは、出力が95ミリワットと、従来製品(出力48ミリワット)の約2倍。LEDチップの効率を上げるとともに、4分割にするなど形状や配置を工夫してチップ側面から出る光を効率的に取り出せるようにした。
LEDチップは従来の縦横600マイクロメートル(1マイクロは100万分の1)から縦横350マイクロメートルと面積比で約3分の1に小型化し、4個取り付けたサイズは縦横4.2ミリメートル、高さ1.8ミリメートル。同社によると、LEDの高出力化はチップ面積を大きくして大電流を流す方法が主流だが、発熱量が増えて放熱のためのコストが高くなる。新製品は効率を高めてチップのサイズを小型化しており、少ない発熱量で高出力を得られるようにしている。
空気清浄機の光触媒に使う光源や金属の表面にコーティングした樹脂を固めるための光源などとしての用途がある。樹脂に合わせ波長を組み合わせることも可能という。
村本宜彦社長は「1年で性能が倍になった。LED自体がエコの面で進歩していて、効率を上げる動きが加速していくのではないか」と話している。